お名前.comからXServerドメインへ移管する方法|.jpと.netを移した実体験

お名前.comからXServerドメインへ移管する方法を示すアイキャッチ。.jpと.netがサーバーへ移るイメージ ブログ運営・WordPress

今使っている会社から、XServerドメインへドメインを移したい。でも、サイトまで一緒に動くのか、何を準備すればよいのかが分かりにくいところです。

ドメイン移管で変わるのは、ドメインの管理先です。WordPressやサイトのデータは動きません。

私は2022年に、お名前.comで管理していた.jpと.netをXServerドメインへ移しました。この記事では、そのときの経験を交えながら、申請前の準備と現在の移管手順を紹介します。移管元がほかの会社でも、XServer側の進め方は参考にできます。

情報確認日:2026年9月13日。手順、承認期限、料金はお名前.comとXServerドメインの公式ページで確認しました。

ドメイン移管で変わるのは管理会社

移管すると何が変わるのか、先に見ておきましょう。

作業 変わるもの この記事の範囲
ドメイン移管 ドメインの契約先、更新料の請求先、管理画面 扱う
サーバー移転 サイトのファイルやデータベースを置く場所 扱わない
WordPressデータの移行 記事、画像、テーマ、プラグインの中身 扱わない

移管しても、ネームサーバーなどのDNS設定は引き継がれます。今のサーバーにあるサイトが、勝手に別の場所へ動くことはありません。

この手順が必要な人と、今は進めない人

ドメインの契約と更新料をXServer側へまとめたい人が、この手順の対象です。サーバーだけエックスサーバーへ移すなら、ドメインは今の会社に残したままでも構いません。残りの登録期間が1年以上ある.jpも、今は待ったほうが払った期間を無駄にせずに済みます。

WordPressの記事、画像、メールデータ、レンタルサーバーの契約は、移管しても元の場所に残ります。

.jpと.jp以外では承認方法が違う

手順を分ける目印は、ドメインの末尾です。.comや.orgなどは、.netと同じ「.jp以外」に入ります。

認証コード(AuthCode)はどちらにも必要です。違うのは、申請後に届くメールと返事の期限。どちらもWhois情報の登録者メールアドレスへ届きます。

比べる点 .jp以外(.com・.netなど) .jp(汎用JP・属性型JP)
認証コード(AuthCode) 必要 必要
申請後に届くメール ドメインを管理する上位機関からの承認メールと、お名前.comからの確認メール お名前.comからの確認メール
承認の期限 上位機関の承認メールは申請から7日以内。お名前.comの確認メールは送信から96時間(4日) お名前.comの確認メールは送信から168時間(7日)
完了までの目安 承認手続きのあと1〜7日程度 移管元の承認後、最大10日程度
移管後の利用期限 移管元のWhois情報上の利用期限から1年延長 同じく1年延長。ただしJPドメインは1年を超える残期間を持てない
お名前.comからXServerドメインへ移管するときの承認の流れ。.jp以外はXServerへ申請したあと、上位機関の承認メールとお名前.comの確認メールが登録者メールへ届き、それぞれ7日以内と96時間以内に承認する。.jpはXServerから移管元へ承認依頼が送られ、お名前.comの確認メールに168時間以内に承認する
どちらも認証コードは自分で用意します

.jpは移管元の管理会社が承認する流れですが、XServer側の申請画面では.jpでも認証コードの入力が必要です。お名前.comの管理画面で先に確認しておきます。

私が移管したときは、.netではXServerドメインから申請メールが届き、.jpではお名前.comから承認完了メールが届きました。.netの完了日は記録に残っていません。

現在は2件とも、XServerアカウントの契約ドメイン一覧に並んでいます。当時とは画面が違うため、このあとの操作は現在の画面に合わせています。

お名前.comで別々に管理していた.jpと.netをXServerドメインへまとめたイメージ

申請前にお名前.comで確認すること

申請前に、お名前.comの管理画面で次の項目を見ておきます。

期限と60日条件

利用期限まで2週間以上あるかを見ます。.jpは登録期限日まで7日以上必要です。取得、前回の移管、登録者名義の変更から60日以内も申請できません。.jpをレンタルサーバーと同時に申し込んだ場合は、その日から60日待ちます。

止まっている手続きと支払い

更新や登録者名義の変更が処理中なら、終わるまで待ちます。登録料や更新料の未払いも先に清算します。

解除しておく設定

Whois情報公開代行、移管ロック(トランスファーロック)、ドメインプロテクションを解除します。

手元に用意するもの

受信できる登録者メールアドレスと認証コード(AuthCode)が必要です。汎用JP(example.jp)と都道府県型JP(example.tokyo.jpなど)は、REG-IDも控えておきます。

認証コードとWhois情報は、お名前.comのドメイン詳細で確認できます。属性型JP(.co.jpなど)にREG-IDはありません。

お名前.comの無料DNSを使っているサイトは先に移し替えます

お名前.comの無料「DNSレコード設定」は、お名前.comで管理しているドメインだけのサービスです。移管が完了した時点でレコードが削除され、サイトもメールも表示されなくなります。ネームサーバーに01.dnsv.jpから04.dnsv.jpが設定されている場合は、移管の前に別のネームサーバーへ切り替えるか、有料のDNS追加オプションを検討します。

.jpでは、残っている登録期間も見ておきます。JPドメインは仕様上1年を超える残期間を持てないため、お名前.comで複数年分を更新していても、その予約分は移管すると無効になり、返金もされません。残期間が1年以上ある.jpは、1年未満になるまで待ってから移すほうが払った分を使い切れます。

XServerドメインから移管を申し込む

申し込みはXServerドメインから始めます。お名前.com側で行うのは、設定の解除と届いたメールへの返事です。移管料金はXServer側へ支払います。

入口はXServerドメインのドメイン移管検索です。XServerアカウントを持っている場合は、ログイン後の「ドメイン移管」から「移管申請(登録事業者の変更)」を選びます。

料金はドメインの末尾で変わります。

ドメイン 移管料金(税込)
.com 1,721円
.net 1,992円
.jp(ローマ字) 3,102円

2026年9月13日にXServerドメインの価格一覧で確認した金額です。申し込む直前に公式ページで確認してください。

.jp以外のドメインを申し込む

移管するドメイン名を入力して検索し、表示された名前にチェックを入れます。認証コードを入力して「移管手続きに進む」を押すと、支払い画面へ進みます。

支払い方法は、クレジットカード、あと払い(ペイディ)、コンビニ払い、銀行振込、ペイジー決済から選べます。

利用規約と個人情報の取り扱いに同意して「申し込む」をクリックすると、申請が完了します。

.jpのドメインを申し込む

.jpでも、ドメイン名を選んで認証コードを入力するところは同じです。ただし、画面に出る手続きの名前が変わります。汎用JP・都道府県型JPは「ドメイン名移転申請」、属性型JP(.co.jpなど)は「指定事業者変更」です。

申し込みが済むと、XServerから移管元の管理会社であるお名前.comへ承認依頼が送られます。あとはお名前.comの承認を待ちます。

申請後は承認メールを確認する

申請したら、Whois情報に登録したメールアドレスを見ておきましょう。届いたメールに返事をしないと、移管は止まったままです。

.jp以外は、申請から1〜12時間ほどで、ドメインを管理する上位機関から承認メールが届きます。メール内のURLを開いて承認手続きを済ませると、そこから1〜7日程度で完了メールが届きます。このメールは上位機関から送られるため、XServer側で再送はできません。届かない場合は、Whois情報の登録者メールアドレスと迷惑メールフォルダを確認します。

お名前.com側からも「【重要】トランスファー申請に関する確認のご連絡」という件名で承認依頼が届きます。お名前.comの確認メールの期限は、.jp以外が送信から96時間、.jpが送信から168時間です。期限を過ぎると申請はやり直しになります。

私の.jpでは、申請した日のうちにお名前.comから承認完了メールが届きました。これは移管元での承認が終わったという知らせで、XServer側の移管完了とは別です。

申請したら、メールを受け取れる状態を保ちます

承認メールの宛先はWhois情報の登録者メールアドレスです。申請中にWhois情報のメールアドレスを変更しないでください。認証コードを間違えて入力した場合も申請は失敗するので、その場合は申請をやり直します。

移管が終わったらXServerの契約一覧を見る

完了メールが届いたら、XServerアカウントの契約ドメイン一覧を開きます。移したドメインがあれば完了です。

XServerアカウントの契約ドメイン一覧を匿名化した再現図。ドメイン名の欄が伏せられ、種別、利用期限、自動更新の設定状態が並んでいる

ドメインが見つかったら、利用期限と自動更新も見ておきます。利用期限は、移管前のWhois情報にある期限から1年延長されます。

Whois情報の扱いはドメインの種類で変わります。汎用JPは登録した情報が公開され、属性型JPは移管前の情報がそのまま引き継がれ、それ以外のドメインはエックスサーバー株式会社の情報で代理公開されます。

DNS設定は引き継がれているので、ドメイン移管そのものについて追加の作業はありません。

サーバーも一緒に変える場合は、移す先のサーバーにサイトを用意してから、ネームサーバーを切り替えます。エックスサーバーで新しくWordPressを始めるところから進めるなら、エックスサーバーでWordPressを始める方法に申込画面の進み方をまとめています。

移管できないときに見直す場所

うまく進まないときは、画面に出た症状に近い行を見てください。

症状 考えられる原因 見直す場所
申請画面でエラーになる 認証コードが違う。取得や前回の移管、名義変更から60日たっていない お名前.comの管理画面で認証コードを再確認する。60日の条件は経過を待つ
申請したのに不承認になった Whois情報公開代行、移管ロック、ドメインプロテクションが設定されたまま。登録料や更新料の未精算がある お名前.comの管理画面で各設定を解除し、未精算を清算してから申請し直す
承認メールが届かない Whois情報の登録者メールアドレスを受信できない。迷惑メールに振り分けられている Whois情報のメールアドレスを確認する。上位機関からのメールは再送できないため、申請をやり直す
期限が近くて申請できない 利用期限が2週間以内、または失効している。.jpは登録期限日まで7日以内 先に更新してから申請する
手続き中と表示される 更新手続きや登録者名義の変更が進行中 その手続きの完了を待つ
.jpとレンタルサーバーを同時に申し込んだ 同時申し込みから60日間は他社へ移管できない 60日の経過を待つ

同じところで失敗したら、申請をくり返す前に「申請前にお名前.comで確認すること」へ戻ります。そこで当てはまるものがなければ、XServerドメインのドメイン管理の移転(移管)のよくある質問を確認してください。

まとめ

ドメインの契約と更新をXServer側へまとめると、管理画面や請求先を行き来せずに済みます。私も.jpと.netを移してから、2件ともXServerアカウントで管理しています。

サーバーだけ移したい人と、残りの登録期間が1年以上ある.jpを持っている人は、今回は申請しなくて構いません。

移管すると決めたら、お名前.comで期限と解除する設定を見て、認証コードを用意します。準備ができたら、XServerドメインの移管検索画面にドメイン名を入れて進めます。

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参考にした情報

本記事の手順、承認期限、移管料金は2026年9月13日に公式サイトで確認した内容です。画面の名称や条件は変更される場合があるため、申し込む直前に公式ページで確認してください。2022年3月の移管記録は、当時受信したメールと現在のXServerアカウントの契約ドメイン一覧で確認しています。

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